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カルロは、かけがえのない妻と長女、長男をもつ夫であり父であったが、人間の営みの最小の単位にして最大の絆を結ぶ家族に対して惜しみない愛情を注ぐ人でもあった。 家族・・・この最も愛すべきものに向けられる慈しみのまなざしをカルロは生きとし生けるもののすべてに注いでい稀有の人物でもあった。 誰の胸にも宿る家族へのいたわりや献身や揺らぐことのない信頼・・・そういったものすべてをカルロは貴重な素材のエンジェルスキン(本ボケサンゴ)に託し、みごとなオブジェに結晶させたのである。 |
「嵐の中の家族」1981年作:上 (100mm)サードニックス 「家族」1998年作:下 サンゴ・K18・ダイヤモンド |
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