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カルロの作品のテーマであるギリシャ神話に描かれた神々の中で最もポピュラーな女神、アフロディーテ。ローマ神話でその名はウェヌス、そして英語読みがヴィーナスであるが、まさにカルロは、かのボッティチェリの描いたヴィーナスにインスピレーションを受け、本作を仕上げている。海の泡から生れたとされるヴィーナスにふさわしく、あくまでもにごりのないペイルブルーのトルコ石に彫刻することで、古典的なヴィーナスが永遠の美の女神として新たに生れたとも解せられ意欲的な精気に満ちた作品になっている。 |
「ヴィーナス誕生」1999年作 (70mm/76g)トルコ石 |
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