全知全能の神(ゼウス) ギリシャ神話において全知全能の神とあがめられる王、ゼウス。その名は「明るく輝く空」を意味するがオリンポスの山頂を玉座に、雲を天蓋に、雷電を王笏に君臨した。ゼウスの足音は雷鳴であり、彼の意思は掟でありその微笑みは繁栄であり、その怒りは破滅であった。大宇宙を支配する「神」の存在に様々な感情を見出してきたカルロだが、カルロ自身の内面における宗教的内省によっておのずと本作は芸術的高みに向かったのであろう。
「全知全能の神」(ゼウス)
(29cm/4.8kg) 大理石
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